ムーヴメント
医療に興味をもって
稚内市 医学生とのふれあい講座
小学生と奨学生が交流
稚内市 医学生とのふれあい講座
小学生と奨学生が交流
医療に興味があるという稚内市内の小学生と医学生が交流する『医学生とのふれあい講座』(地域医療を考える稚内市民会議主催)が7月30日に稚内市内でおこなわれ、道民医連奨学生の佐々木啓佑さん(大分大4年)、鳥井沙南さん(北大3年)、岡崎達哉さん(旭川医大2年)と、小学5~6年生7人が参加しました。
3人の医学生は、子どもたちに医師をめざしてもらいたいとアイディアを出しあい、「内臓パズル」「聴診器体験」をおこないました。「内臓パズル」は、胃や心臓などが身体のどこにあるかをパズルで理解するゲームです。子どもたちは授業や図鑑でみた知識を思いだしたり医学生に教えてもらいながら、臓器の機能を楽しく学びました。「聴診器体験」では聴診器を使って自分の心臓や肺の音を聞きました。
子どもたちは医療と医学生に興味深々。「どうしてお医者さんになろうと思ったんですか?」などの質問に、医学生は真剣に答えました。
子どもたちは、「小学校のころからの積み重ねが大切だと聞きました。今やっている勉強もいつかは役に立つと思ってがんばります」「医学生のみなさんは小中学生のとき、あまり勉強していなかったと言っていて、私と同じだと思いました。たくさんお話できてうれしかったです」と、さまざまな感想を寄せました。
市民と行政が一体となった地域の未来に希望が持てる企画への参加は、医学生にとっても新鮮で刺激的な体験になりました。「それぞれ自分のやりたいことを見つけてほしいと思います。また機会があれば、もっと面白く楽しみながら医療に興味を持ってやれるような企画を考えたい」(佐々木さん)、「子どもにわかりやすく伝えるためにはいろいろな工夫が必要だと気づきました」(鳥井さん)、「次は目の錯覚をテーマにしたら面白いかなと、アイディアがわきました」(岡崎さん)と感想を寄せています。
(田代民央・道北勤医協一条通病院)