ムーヴメント

地域を知るには 訪問行動が一番

2018年10月11日

秋の大運動

友の会組織「強化月間」がスタートしてから1カ月、全道で多くの職員と友の会員が地域に足を踏み出しています。



札幌市の北・石狩健康友の会


 札幌市の北・石狩健康友の会は、ぽぷらクリニック・北在宅センター・きたく歯科の職員が参加して、毎週木曜日と土曜日(隔週)、いっせい訪問行動を続け、健康診断や「医療・介護の負担を増やさないことを求める」請願署名を呼びかけています。


「震災怖かった」
 4日には友の会員7人と職員11人が参加して、住宅地図を手に地域に出かけました。
 「こんにちは!勤医協の友の会です。健診はもう受けましたか?」。北・石狩友の会の乙坂昭会長は明るい声でインターホン越しに話しかけます。ドアを開けた80代の女性は友の会員で、しかも40年前に勤医協で働いていたといいます。乙坂さんも同じ頃に働いていたので「奇遇ですね!」と思い出話に花を咲かせました。
 訪問では震災も話題になります。70代の女性は、「地震で金魚の水槽の水がこぼれ、床が水浸しになった。あんなに怖かった地震は初めてで、停電も2日間続いて心細かった」と胸に手をあてます。
 ぽぷらクリニック・事務の森弘臣さんは、とくとく健診(札幌市の特定健診)や歯周病検診などの案内をします。「検診のハガキは来ていたけれど、悪い病気を指摘されるのが怖くて気がすすまないの」という方にも、「そうですよね、怖いですよね」と心を寄せながら健診を勧めました。


地域の事情を知る
 北・石狩健康友の会事務局長の伊藤洋子さんは、「地域を歩くと、古い住宅が意外とたくさんあることに気づきます。震災を機に老朽化した家から越す人もいるという話も聞きます。さまざまな地域の事情を知る訪問行動は大切です。ぜひ多くの職員と友の会員に参加してほしい」と話します。
 9月29日には、ぽぷらクリニックの平野浩院長が臨床検査技師の松本理恵子技師長といっしょに訪問しました。一人暮らしの女性は、突然の平野院長の訪問に驚きながらも、暮らしの様子や通院の大変さ、話し相手がいない寂しさなどを打ち明けました。松本さんは、「孤独に暮らす高齢者が増えている今、誰もが気軽に参加できる居場所づくりの必要性をあらためて実感しました」と話します。
 北・石狩健康友の会では、コーラスやちぎり絵などのさまざまなサークルを実施しています。9月からは、子どもと家族の食堂「キラッと」を始めました。




絆強みに月間成功へ
オホーツク勤医協
 5日、オホーツク勤医協で職員と友の会員90人が参加して「友の会月間のスタート集会」がおこなわれました。「月間」推進本部長の黒澤久司専務は、「震災があり集会が1ヵ月遅れたが、患者の安否確認など震災の対応を経て、職員の絆がいっそう強まった。これを強みに月間を成功させよう」とあいさつしました。
 「情勢の特徴と私たちにもとめられる取り組み」と題して講演した道民医連の木幡秀男さんは、国内外の政治情勢にふれながら、社会保障制度、無料低額診療制度の概要を説明。「生活保護受給率が1・8%と特段に低い北見市で、オホーツク勤医協が無低診を開始すれば、生活困窮者の受診につながり、地域の現状把握にもつながる」と強調。他の医療機関にも無低診が広がる可能性があると展望を語りました。
 推進事務局は「日曜日いっせい訪問行動」などを提起し、「地域住民、患者・利用者に寄り添い、とりくみの成果を日常業務に活かそう」と意思統一しました。
 参加者は、「報道のみでは知ることのない情勢を学べた」「無低制度は聞いていたが、この学習で理解が深まり、具体的なイメージをつかむことができた」と感想を寄せ、「月間」のとりくみへの士気を高めていました。

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