ムーヴメント

「介護に笑顔と希望と安心を」勤医協在宅グループ

2019年1月1日

まちづくりに挑戦
実践事例報告集会ひらく

「誇りをもって笑顔の介護を」「介護労働者の処遇改善を」メッセージボードにそれぞれの要求や願いを綴りアピール

 勤医協在宅グループは12月15日、道央圏の各介護法人から200人の職員が参加して、2018年の「実践事例報告集会」を札幌市内で開催。介護の実践を交流しました。


不可能の対義語は挑戦


 第1部は、北海道勤医協家庭医療センター長の寺田豊医師が「地域の中で在宅医療介護の役割と求られるもの」と題して講演しました。寺田医師は家庭医としてのこれまでの歩みを振り返り、黒松内ブナの森診療所と月寒ファミリークリニックのとりくみを紹介。地域で連携を広め、「まちづくり」の視点で「地域包括ケア」を進める必要性を語りました。また、「地域診断」をおこない、まちが持っているさまざまな力を見極めて引き出すこと、行政や企業、NPO、有志団体などが組織の壁を越えて社会的課題の解決をめざすとりくみが大きなカギになると強調。「不可能の反対は可能ではなく『挑戦』。在宅の医療と介護の連携にはまだ不十分なところもありますが、みんなで一つずつ挑戦してより良い地域をつくりましょう」と呼びかけました。
 参加者は、「地域を知ることやちょっとした気づきで患者さん、利用者さんの思いがわかると感じた。毎日忙しいけど、また頑張れそうだ」「地域で何が求められているのかをもっと知ろうと思った。何をすべきかチームで考えていきたい」と感想を寄せました。


介護の実践いきいき


 第2部では、「倫理」「認知症」「連携」「看取り」の4つの分科会をおこない、報告された36演題について意見交換しました。
 「母親を在宅で看取ることを決心したが、日々変わる母親の状況に動揺する介護者に、訪問看護師や医師、ケアマネなどが共同の力で支援し看取ることができた」(札幌ひがし訪問看護ステーション)、「さまざまなケアの介入を拒む認知症利用者の職歴や生活史に目を向けて寄り添うことでケアへの抵抗が減少した」(丘珠通所介護すこやか)など、利用者・家族に寄り添い、より良い介護を実践しようと努力している姿がいきいきと報告されました。
 参加者は「困難と思われる事例でも生活背景や本人の強みをいかして、多職種連携で支援している報告が多く、学びになった」「毎日忙しいけれど、事例検討は本当に必要だと実感した」と感想を寄せています。(木幡秀男・県連事務局)

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