ムーヴメント

久しぶりの再会に笑顔

2019年1月1日

安平町 震災後はじめての健康相談会

 震災のとき激しい揺れに襲われた安平町で、2018年11月17日に健康相談会がおこなわれました。春の開催以来2回目です。11月に開催することを春に決めていましたが、震災があり中止することも考えました。しかし、「こんなときだからこそみんなで集まりたい」と友の会員が呼びかけると、近隣の町からも14人が駆けつけてくれました。


習慣病予防に友の会


 「ガンと成人病」について講演した勤医協苫小牧病院院長の宮崎有広医師は、体を動かすことが糖尿病や認知症などのリスクを遠ざけることや、胃潰瘍、胃がんの原因となるピロリ菌の除去方法、肺炎を防止するトレーニングなどを紹介。最後に、趣味の活動に参加している人ほど介護が必要になるリスクが減ることを強調し、「生活習慣病を予防するには友の会活動が大切」と入会を呼びかけました。
 講演後、「身内ががんになったが、私もなりやすいのか」「膵臓がんは発見が難しいと聞いたけど、普通の病院でも発見できるか」などの質問が次々に寄せられました。宮崎医師は、がんの予防には日常生活が大切であることや、膵臓の検査について紹介しました。
 今回、「がんと成人病」をテーマにした理由について宮崎医師は、「被災後にどんなことをテーマにしたらいいか迷ったけれど、こういうときだからこそ、私たちは健康のために何をしたらいいかを話そうと思った」といいます。


お互いの近況を交流


 参加者の中には、家屋が壊れて仮設住宅に住んでいる被災者もいます。相談会を終えてもしばらくの間、お互いの近況を交流しあいました。
 厚真町のYさんは、「地震前日、買い物中に知人と会話を交わしたけれど、それが最後の会話になってしまった。ようやく山沿いの道が開通したけれど、そこを通ると涙が出る。家を失った人はどうやって暮らしていくんだろう、これからこのまちはどうなっていくんだろう」と不安を訴えます。相談会を開催したKさんは、「震災から2ヵ月半が経っても余震が続いているのでかたづけも進みません。家屋が壊れた人は罹災証明などの手続きもあって精神的にも大変で、みんな疲れがドッと出はじめています。これから冬を迎えるので、いろいろと深刻な問題が出はじめています。なんとか乗り越えたい」と話します。
 つかの間の相談会に笑顔もみられ、「またみんなで集まりたい」という声が寄せられています。今回、4人が友の会に入会しました。

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