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未来を語りあおう

2019年2月28日

民医連医師の働きがいとは
北海道民医連 全医師会議

 23日、「2019年度北海道民医連 全医師会議」がおこなわれ、医師69人、関係者含めて121人が参加しました。今回のテーマは、「『医師養成新時代』の中で、わたしたちの働きがいと働きかたを語ろう」を中心にすえ、基調報告と学習講演、指定報告を受けてのグループ討議などでそれぞれの医師の思いを共有し、議論しました。また、2年目研修医が地域医療研修を報告しました。

 

 理事会を代表してあいさつした小市健一会長は、昨年1月の富田薫前オホーツク勤医協理事長の急逝以来、オホーツクの医療を守るための院長ローテと医師支援の派遣に感謝をのべるとともに、この間の幹部医師派遣の議論の経過を報告し、「全道の力でオホーツクへの幹部医師配置を成功させよう」とのべました。
 道民医連副会長・医師部長の中野亮司医師は基調報告で、厚労省のすすめる「医師の働きかた改革」は、地域医療構想と一体で医療供給を削減して医師不足が解消したようにみせかけるものと批判しました。
 中野副会長は「医師養成新時代」について、医学生の中に民医連への共感が広がる中で、卒前教育や初期研修の見直し、新専門医制度など、新たな医師研修のしくみに対応する重要性を指摘。道民医連として「医師像七つ星」を医師研修プログラムに反映させ、初期研修から生涯研修まで一貫した医師養成をすすめること、「知識・技術偏重」を克服し、多様な医師集団の中で民医連医師としての共通項を共有しようと提起しました。
 学習講演では、尾形和泰副会長が「未来に向かって、民医連の医師と医師集団は何を大切にするのか」と題して講演。格差と貧困をめぐる日本の現状について紹介し、「健康の社会的決定要因(SDH)」の視点の重要性や、SDHをふまえた「医療と介護の二つの柱」の活動、働きやすい職場づくりなど、医師集団の課題を提起しました。
 指定報告は、道北勤医協・旭川北医院の松崎道幸医師、苫小牧病院の菊地憲孝医師、中央病院の臺野巧医師が、それぞれの立場から医師の働きがいや働きかた、役割などについて報告しました。


菊地医師が決意表明
 苫小牧病院の菊地憲孝医師は、自らの医師像や苫小牧での医療活動を紹介した報告の最後に、「今年の10月からオホーツク勤医協の配置に立候補することを決意した」と表明。オホーツクのきびしい医療事情や、とくに呼吸器内科医が不足している現状などから立候補を決意した経過、苫小牧病院の医師や職員、患者さんへの思いを語り、新たな地で頑張る決意をのべました。参加者の多くが菊地医師の決意に感動し、激励の拍手を送りました。

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