ムーヴメント
十勝勤医協 健康フェスタ にぎやかに
医療・介護のお仕事体験も
医療・介護のお仕事体験も
9月8日、十勝勤医協がはじめて帯広駅前のとかちプラザを会場に「2024十勝勤医協健康フェスタ」を開催。場内のレインボーホール、アトリウム、大集会室の3ヵ所でステージ企画やお仕事体験、友の会交流企画をおこない、約600人が楽しみました。(渋谷真樹・県連事務局)
吹き抜けのアトリウム会場では、医療・介護のお仕事体験や相談会を実施。看護師や介護士、作業療法士、薬剤師、栄養士がブースを設置してそれぞれの仕事について説明しました。
「介護・看護体験ブース」では、水銀血圧計を使った血圧測定や、車椅子に乗って段差を越える体験がおこなわれました。看護師をめざしているという高校2年生の参加者は、「はじめて血圧を測って聴診器で脈の音を聞いたり、車椅子に乗ることができて良かった。ますます看護師になりたいと思いました」と喜びました。
体におもりやゴーグルなどの装具をつけて高齢者疑似体験をした高校生は、「すっごく歩きにくい。体の自由が効かないのでビックリ。手すりって必要だったんですね!家にもつけたい。お年寄りが困っていたら助けようと思いました」と話しました。
栄養士ブースでは、ペットボトル飲料に含まれる砂糖の量を展示し、健康への影響について説明しました。来場者は「実際に砂糖の量を見るとゾッとしますね」「小さな乳飲料にこんなに砂糖が入っているなんて知らなかった」と驚いていました。
大集会室では「かっぽれ踊り」「レッツ体操」、バザーがおこなわれ、友の会の魅力も紹介されました。
メイン会場のレインボーホールでは、地域のサークル団体による和太鼓や合唱、帯広北高校チアリーディング部の演技が披露され、「豪華な演目で楽しかった」と好評でした。
「人生会議~自分と家族の人生を生きるために」というテーマで医療講演がおこなわれました。講師を務めた道南勤医協の川口篤也理事長は、「突然の病気や事故で意思疎通ができなくなったときに、家族が治療方針に悩まないように元気なうちから自分の希望を話し合ったり書き残すことが重要です」と呼びかけ、具体的な方法や事例をユーモアを交えて紹介しました。参加者は「わかりやすく、とてもためになった。家族とすぐに話し合いたい」と話しました。