ムーヴメント

ケアの質向上のために

2024年12月13日

医療と介護を結ぶ連続学習会 「高齢者の腎疾患」

医療と介護を結ぶ連続学習会 「高齢者の腎疾患」

 北海道民医連は医療と介護現場の連携を深めようと、勤医協中央病院の伊古田明美医師を講師に「医療と介護を結ぶ連続学習会」をオンラインで開催しています。

 この連続学習会は、ケアマネジャーや生活相談員など、介護現場で働く職員のスキルアップをめざし、身体状況を悪化させない疾患別ケアの知識を学んで生活課題と結びつける力を養うことを目的に開催しています。第1、2弾は「高齢者糖尿病の見方・考え方」、第3弾は「フットケア」を学びました。

 介護現場で働く人には、「利用者の状態を医療者にどう伝えればいいか分からない」「専門用語が難しい」といった悩みがあります。一方、医療現場で働く人も、介護者との情報伝達で難しさを感じることがあります。

こうした課題について伊古田医師は、「学習会を通して交流し、ケアの質の向上につながればと考えています」と期待しています。

 11月28日は第4弾として、「高齢者の腎疾患」を開催。伊古田医師が腎臓疾患の特徴や腎臓病のステージ、日常のケアについて解説しました。参加者から、透析設備の少ない地域の疾患管理の課題や、eGFR値(糸球体濾過量)の管理の留意点、透析患者のケアプランで重視すべき点などの質問がありました。

ムーヴメントイベント・集会医療介護