ムーヴメント

現行の保険証を残して

2024年12月13日

札幌・大通公園 保険証存続求め署名行動

札幌・大通公園 保険証存続求め署名行動

 北海道社保協は各団体に呼びかけて、11月28日に大通公園で宣伝署名行動を実施しました。肌寒い雨上がりの中、道民医連など各団体から30人が集まり、「現行の健康保険証を残して」とアピール。30分間で40筆を超える署名が寄せられました。


 各団体の代表がハンドマイクを握り、保険証の廃止やマイナ保険証のトラブルの多さや手続きの煩雑さを訴え、現行の健康保険証の存続を求めました。署名を集める中の対話では、保険証廃止や自公政権に対して怒りの声が聞かれました。


 12月2日から、現行の健康保険証の新規発行が停止されました。政府は現行の保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化しようとしていますが、マイナ保険証の登録は現在約6割程度で、利用率は10月末でわずか15%台です。

 現行の保険証は最長で1年間使用可能。北海道の国保や後期高齢者医療は7月末まで、協会けんぽは12月1日まで利用可能です。その後、マイナ保険証を持っていない人には当面の間、保険者から「資格確認書」が送付されます。

 しかし、多くの方が「12月2日以降は現行の保険証が使えなくなる」と誤解し、マイナ保険証の手続きをしています。すでにマイナ保険証を取得している場合でも、登録解除をすると「資格確認書」が無償で交付されます。資格確認書を医療機関等の窓口で提示することで、これまで通り保険診療を受けることができます。

 保険証について正確な情報を伝え、なんの問題もない保険証を存続させようと、各地で署名宣伝行動や学習会が活発におこなわれています。

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