ムーヴメント

日々の実践を交流

2019年10月10日

技術系学術集談会

全体会のパネルディスカッション

 9月21~22日、札幌市内で北海道民医連第22回技術系学術集談会が「なんのために、誰のために~地域包括ケア時代に輝く民医連綱領とその実践」をテーマにおこなわれ、分科会は検査、薬剤、放射線、SW、リハビリ、栄養の各部門による演題発表、全体会はパネルディスカッションと記念講演で学習・交流しました。


 全体会のパネルディスカッションでは、各部門から日々の実践報告がされました。北海道勤医協・くろまつないブナの森診療所検査科の中谷実さんは、災害時にも医療を継続できるよう設計した新しい診療所を紹介。研修医や医学生の実習受け入れ、高校生のインターンシップなどに力を入れていることを報告しました。
 十勝勤医協・ケアセンター白樺栄養科の長谷川美幸さんは、通所リハビリの利用者に食事の嗜好アンケートを実施したとりくみと結果を紹介。60%の人が「朝食は食べない」と回答し、その理由として自宅で体を動かすことが少なく、代謝量が低下していること、経済的な問題があるなどの分析を報告しました。
 北海道勤医協札幌病院薬剤科の名達陽一さんは、院外処方の薬代が無低制度の対象外であることを紹介。食費や薬代を切り詰めている年金暮らしの高齢者の事例を交え、院外処方の無低制度適用と、自治体による無低患者への薬代助成の必要性を呼びかけました。
 社福勤医協福祉会・菊水センターリハビリテーションの松下貴裕さんは、誤嚥性肺炎予防を目的に立ち上げた勤医協在宅NST研究会(栄養サポートチーム)の活動を紹介しました。
 勤医協苫小牧病院放射線科の蓮池新一さんは、在宅ポーターX線撮影のとりくみについて患者さんの声を交えて紹介しました。
 北海道勤医協中央病院医療福祉課の行沢剛さんは、SWと民医連綱領の実践について、SOS相談会やホームレスパトロール、自治体との懇談などを通して無差別・平等の医療をめざして実践していることを報告しました。
 記念講演では苫小牧病院副院長の菊地憲孝医師が「民医連医療の担い手として思うこと」と題して講演。今も目標にしている医師との出会い、浪人生活の中で得た教訓や苫小牧病院での経験を語り、北見病院の院長として赴任する理由や、めざす医師像について熱く語りました。

イベント・集会医療