ムーヴメント

声かけたら入会してくれる

2019年10月10日

八雲町

1ヶ月で友の会員26人を拡大

八雲町

1ヶ月で友の会員26人を拡大

 道南勤医協八雲ユーラップ医院の友の会は、9月からスタートした「月間」で26人もの友の会員を増やし、人口1万6422人の町に2500人の友の会員(15・2%)となっています。(渋谷真樹・県連事務局)


 「70軒ほどまわって、20人に入ってもらったよ」と話すのは友の会副会長の竹浜俊一さん。東町二区の町内会長として日頃から地域のために奔走し、住民のほとんどが竹浜さんを知っているといいます。「『医療と介護の充実を求める署名』の協力をお願いしながら、無料で大腸ガン検診を受けられると言うと、みんな入ってくれました。顔見知りの勧めだから、安心してくれたのかもしれないね」。
 町内に越してきたばかりの夫婦にも入会をすすめました。「9ヵ月の赤ちゃんがいたんだけど、何歳でも入れるというと入会してくれました。今までは町内会の人たちに入会をすすめていなかったけれど、声をかけてみるもんですね」と笑顔をみせます。

楽しい行事いっぱい
 「とても活動的なところが友の会の魅力です」と話すのは、3年前までは家の中にいることが多かったという荒木栄美子さん。入会すると、カラオケやパークゴルフ、太極拳などのサークルや温泉ツアーなどのイベントが充実していることに驚きました。「外に出て、みなさんと友達になれることがとても嬉しいです」。
 「道南勤医協だより」を手配りしている荒木さんは、自宅のまわりに友の会員がいないことに気づき、声をかけることにしました。「口ベタなのでうまいことは言えませんが、年会費もかからず、いろいろな行事があって楽しいよと話すと3人が入ってくれました。みなさん主婦なので、無料なのは喜んでくれますね」と荒木さん。
 楽しいサークルがあると聞いて、自分から友の会に入る人も。「もっと楽しいことをジャンジャンやってよ!」と期待する声もあり、友の会活動が地域から求められています。

職員の訪問が重要
 昨今、詐欺などの犯罪に警戒してドアを閉ざす人も少なくありませんが、友人や知人の訪問には安心してくれます。友の会事務局長の水野美智子さんは、「普段からの付き合いはもちろん大切ですが、診療所の職員が訪問するとみなさん信頼してくれます。職員といっしょに歩くと反応が本当に違いますよ」と、職員の参加を呼びかけます。
 日頃から地域の人と顔をあわせて信頼関係を築くこと、魅力的な友の会活動をすること、そして、職員が友の会員といっしょに地域訪問に出かけて声をかけることが「月間」前進のカギのようです。

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