ムーヴメント

職員育成の技術を学ぶ

2019年11月14日

教育担当者・管理者研修会

教育担当者・管理者研修会

隣席の参加者と対話しながらコミュニケーションを学びました

 11月1~2日、北海道民医連教育担当者・管理者研修会が民医連会館でおこなわれ、全道の法人で活躍している施設長、課長、看護師長、主任など17人が職員を育成する技術を学び、交流しました。
 初日、「できる上司になるためのアサーションスキルと傾聴スキル」をテーマに勤医協中央病院精神科の田村修医師がグループワークを交えて講演しました(アサーション=相手の立場を尊重しながら自分の意見をしっかり伝えるコミュニケーションの方法)。
 「年上の部下をどのように指導したらいいか」「職員同士のトラブルをどう仲介したらいいか」など、職員育成の悩みを寄せあい、育成するためにはどうしたらいいのかを考えました。田村医師は「相手の成長のために必要なことをみつけて、自分も一緒に成長するという視点を意識して」とアドバイスしました。
 2日目は、北海道大学経済学研究院の松尾睦教授が「経験から学び、人を育てる」と題して講演。仕事で経験したことをふり返り、そこから教訓を引き出し、仕事に応用する流れを円滑にすすめることが成長につながると指摘。職場を改善すること、熱中すること、ふりかえることがどれだけできているかを把握して組織の強みを生かし、弱点を克服することが必要とのべました。
 参加者から「後輩だけでなく、患者・利用者さんと関わるときも参考になる研修だった」「失敗した経験ばかりふり返っていたが、成功体験を確認することが不足していたと気づいた」と感想が寄せられました。
(渋谷真樹・県連事務局)

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