ムーヴメント

中村哲医師の遺志を継ぐ

2020年2月13日

札幌で追悼集会ひらく

会場の席が不足するほど多くの市民が集いました

 北海道パレスチナ医療奉仕団主催、医療九条の会北海道などの共催で、昨年12月4日アフガニスタンの地で支援活動中に凶弾に倒れた「中村哲医師追悼の集い」と「第13次パレスチナ医療・こども支援活動報告会」が1月25日に札幌市内で開かれ、会場いっぱいの500人が参加しました。


 「集い」の開会あいさつで高崎暢弁護士(たかさき法律事務所九条の会)は、「中村さんの思想と行動は、まさに日本国憲法9条を実践するものだった。中村医師の志を私たちの胸に刻み、引き継いで実践していきたい」とのべました。
 パレスチナ医療奉仕団々長の猫塚義夫さん(札幌病院・医師)は、「2011年に中村哲先生が来札し、『難民支援とは』から教えていただいた」とのべ、「事を思い立ったら、直ちにとりくんでください」という中村さんの言葉に背中を押され、パレスチナ医療奉仕団として支援活動にとりくんできたと振り返りました。
 中村医師の活動を記録した「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」を鑑賞し、参加者全員で黙とうをささげました。
 つづいて、「第13次パレスチナ医療・こども支援活動(昨年10~11月)」の報告会がおこなわれ、ガザ地区で活動した7人がシンポジウム形式で報告しました。
 猫塚さんは「完全封鎖されて13年、世界最大の天井のない監獄『ガザ地区』は、極度の貧困状態にある。住民の希望は絶望に変わり、子どもたちは戦争しか知らない」と報告。北海道新聞記者で元カイロ支局長の坂東和之さんは、「パレスチナ問題とは何か、いつから紛争は続いているのか」などについて、歴史的な経過から紹介。パレスチナ問題への理解を求めました。
 米林嶺さん(北海道勤医協・事務)は「実際に現地を訪れ、ひどい差別が横行していることを知りました」と感想を報告。アフリカの貧困地域で活動したこともあるという宮岡慎一さん(北大医学部6年生)は、「アフリカとは全く違い、ガザの人たちは自由がないことが最大の問題。いつ爆撃されるかわからない恐怖で希望も持てずにいる。少しでも関心を持つことが大事」と訴えました。

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