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薬代の無低助成に近づく

2020年2月27日

帯広市議会厚生委員会 陳情が全会一致で採択

帯広市議会厚生委員会 陳情が全会一致で採択

 帯広市議会の厚生委員会で「保険薬局に対する無料低額診療事業に関する陳情書」が全会一致で採択されました。無料低額診療を利用している患者さんの薬代を帯広市が助成する制度の実現に大きく近づきました。


 十勝社保協は昨年9月から、保険薬局を無料低額診療事業の対象にすることを求めて署名運動をおこない、4ヵ月間で1775筆の請願署名を集めました。
 12月16日には帯広市議会に陳情書を提出。請願内容は、①帯広市より、国・厚生労働省に対して保険薬局についても無料低額診療事業の対象となるように働きかけていただきたい。②保険薬局が無料低額診療事業の対象となるまでの期間、帯広市において独自の薬代の助成制度を設けていただきたい、の2点です。
 今年1月7日に請願署名を帯広市長宛に提出。1月15日に開催された帯広市議会の厚生委員会で、十勝勤医協帯広病院の野口貴弘さんが無低を利用する患者さんの実態を紹介し、陳情書の趣旨を説明しました。その時点では、「帯広市での薬代助成制度の実施は難しい」と回答されました。
 しかし、2月12日に開かれた同委員会で、陳情書が全会一致で採択されました。
 これは、十勝社保協、十勝勤医協、友の会がとりくんだ成果です。勤医協帯広病院で無低を利用している患者さんの「医療費は助かっているが、薬代がなんとかならないか」の声から始まった運動が実を結ぼうとしています。(十勝勤医協友の会ニュースから)

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