ムーヴメント

今年が大きな正念場

2020年2月27日

「改憲発議に反対する全国署名」スタート

「改憲発議に反対する全国署名」スタート

20日の署名宣伝行動でも多くの市民が署名を寄せました

 1月1日、安倍9条改憲NO!全国市民アクションは、「改憲発議に反対する全国緊急署名」の開始に向けてアピールを発表しました。
 昨年の参議院選挙で、自公政権は改憲発議に必要な3分の2の議席を下回ったにもかかわらず、安倍首相は自民党総裁の任期である2021年9月までに改憲を「必ずや私の手で成し遂げていきたい」と、記者会見で語りました。


水面下で着々と準備


 安倍首相は、通常国会の冒頭でも改憲の意欲を示しました。しかし、国会の審議で大きな問題になっているのは、首相自身に公職選挙法や政治資金規正法違反の疑惑がかかる「桜を見る会」や、カジノをめぐる議員汚職の問題、そして急速に被害が拡大している新型コロナウィルス感染対策での政治主導のミスなどです。その根底にあるのは、法を捻じ曲げ、事実さえも認めない、民主主義を破壊する安倍内閣の本質です。
 国会で疑惑が追及され、改憲の動きはあまり報道されていませんが、安倍政権は水面下で憲法改正をすすめようとしており、決して油断はできません。
 「改憲発議」と「国民投票」を許さないたたかいは、今年が大きな正念場です。
 自衛隊がアメリカといっしょに海外で戦争をおこなう準備が着々とすすめられています。2020年度防衛予算は5兆3000億円を超え、過去最高を更新。これまで政府自身が憲法に違反すると言ってきた航空母艦を海上自衛隊の護衛艦を改造して保持しようとしています。また、F35ステルス戦闘機や巡航ミサイル、無人偵察機など「専守防衛」とはいえない、他国を攻めるための兵器が次々と導入されようとしています。さらに、日米双方の連携をスムーズにするための共同演習が道内でも毎年のようにおこなわれ、内容もより実戦を想定したものになっています。
 新たに始まった「改憲発議に反対する全国緊急署名」を、全ての法人、院所・事業所で、地域の友の会委員、患者さん、利用者さんといっしょに署名行動をすすめ、「改憲反対!安倍政権は早期に退陣を!」の声を強めましょう

 

道央ブロック「改憲 とんでもない」中心街で緊急署名

 2月20、21日に札幌市中心街でとりくまれた道民医連・勤医労の総がかり行動には、道央ブロック6院所・事業所、友の会、労働組合から両日で延べ27人が参加して、「改憲発議に反対する緊急署名」を呼びかけました。
 新型コロナウィルスの感染拡大が心配される中、買い物中の人々が足を止め、50筆が寄せられました。署名に応じながら、「国会での与党議員の態度はひどいね」「安倍首相が憲法を変えるなんてとんでもない」と怒る人や、「寒い中ご苦労さん、ガンバって!」と応援の声をかける人もいました。
 憲法9条改憲を国民の声と署名で断念させましょう。

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