ムーヴメント
人間の尊厳と平和を問う
2026年4月9日
全日本民医連「春のつどい in 沖縄」
全日本民医連「春のつどい in 沖縄」
集団自決があった米須海岸でガイドから説明を聞く参加者
3月20~22日、全日本民医連主催の医学生研修会「春のつどいin沖縄」が開催されました。全国から210人が集い、道民医連からは医学生9人と職員7人の計16人が参加しました。
1日目はフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが講演。沖縄、福島、そしてガザの地で取材した写真とともに、今なお続く不条理を報告しました。
安田さんは、今も東日本大震災の遺骨収集が続く福島や、沖縄戦の遺骨が残る土砂が基地建設に転用されている現状を指摘。「新基地建設などの国策のために、家族を失った住民の思いや人間の尊厳を軽視する国の姿勢」を批判しました。また、学生事務局による事前学習の成果報告もあり、戦争の歴史と被爆体験の重みを共有しました。
2日目は沖縄戦跡のフィールドワークを実施。平和祈念資料館、ガマ(自然洞窟)、米須海岸などを巡り、凄惨な地上戦の実相に触れました。最終日には、3日間の学びを振り返るグループワークを行い、一人ひとりが自分の言葉で平和への思いを語り合いました。
参加した医学生は、「間違った教育のもと、失われなくてもよかった命が奪われた事実に胸が苦しくなりました。戦争体験を直接聞ける最後の世代として、平和を守るために語り継いでいきたい」と、将来の医療者としての決意を語りました。