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PFAS汚染の実体把握へ

2026年4月24日

道民医連が6月まで疫学調査

道民医連が6月まで疫学調査

 PFASによる土壌や地下水の汚染が全世界的な問題になっています。全日本民医連は、PFASについて全国的な疫学研究調査を行うことにしました。


 PFASは有機フッ素化合物の総称で、半導体や自動車製造、泡消火剤などに活用され、身近ではフライパンのコーティングや防水スプレーなどにも利用されています。「永遠の化学物質」と呼ばれるほど自然界で分解されにくく、飲料水や食物などを通じて体内に蓄積することで、健康への影響が懸念されています。

 日本国内では、工場や米軍・自衛隊基地の周辺、産業廃棄物の影響などにより、高濃度のPFASが検出されている地域が明らかになりつつあります。道や各自治体は近年、河川の定期的な水質検査を実施していますが、地下水や土壌の汚染状況は十分に把握されていません。

 北海道民医連は3月24日、PFAS疫学研究に向けた推進委員会を開催しました。職員と友の会員約200人を対象に、問診調査と血液検査を実施します。目的は、①道内での汚染状況の可視化と、②生活や疾患とPFASの関連の解明で、各病院において6月まで行います。

 民医連は水俣病や大気汚染などの公害問題に向き合い、原因の解明と健康を守る活動にとりくんできました。道内では、PFASを利用する半導体工場の本格稼働も予定されています。新たな公害を広げないためにも、職員と友の会員のご協力をお願いします。

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