ムーヴメント

医療 介護を守れ

2020年9月25日

自治体に支援を要請

釧路市議会で陳情の説明をする太田専務

 新型コロナウイルスの影響で経営が難しくなっている医療機関や介護事業所への財政支援、PCR検査体制や医療提供体制の拡充などを国や自治体に求めるとりくみが広がっています。釧路市、小樽市、苫小牧市の社保協では市に要請・意見陳述をおこなっています。


釧路市 

「国へ意見書を」陳情
道東勤医協 太田専務が趣旨説明


 釧路社保協は、釧路市議会から国に対して「新型コロナウイルス感染症対策の強化と医療機関に対する財政支援を求める意見書」を提出することを求めました。
 9月8日の民生福祉常任委員会で、道東勤医協の太田美季専務理事が陳情の趣旨説明として、医療機関の実情を訴え、「コロナ感染症は長期的な対策が必要。特にこれからのインフルエンザ流行期には医療現場の混乱が予想される」と指摘。その回避のために、①PCR検査体制の抜本強化や検査対象の見直し、②医療機関や介護施設等に対するマスク・医療用手袋など資材の確保と備蓄、③減収となった医療機関への財政支援について陳情しました。
 11日の陳情の採決では、共産党・市民連合は賛成しましたが、自民ク・公明・新創クラブの反対により不採択になりました。


小樽市
「焼け石に水」でない 緊急の財政支援を


 9月3日、小樽社保協は小樽市に対して、「経営破綻による医療・介護崩壊から国民の命を守るため緊急財政支援」を要請。市内すべての医療機関・介護事業所に対して前年実績比の減収分の財政支援を国に要請すること、市として次の感染の波に備え、補正予算で予算化された施策を速やかに実施することを求めました。
 小樽市は「市として前年度比30%収入減の医療機関を対象に20万円を補助する方針。焼け石に水かもしれないが、そこまでです」と説明。勤医協小樽診療所の山本将太事務長は、「焼け石に水と仰せられましたがその通りです。前年度比30%のハードルを下げてください。10%でも20%でも減収は深刻です」と訴えました。


苫小牧市
医療・介護従事者にPCR検査の拡大を
岩倉市長(右)に対応を要請


 苫小牧社保協は14日、苫小牧市の岩倉博文市長に「医療・介護従事者に新型コロナウイルス感染症にかかる行政検査の拡大を求める要請書」を提出。医療機関、高齢者施設等に勤務する職員に広く行政検査を実施することなど3点を要請しました。
 勤医協福祉会の職員も参加しておこなわれた懇談の中で岩倉市長は、医療現場で感染リスクに不安を抱きながらも働いている職員を労い、「医療機関・介護施設などの経営が深刻になっていると実感している。感染対策に市として全力をあげ、道や国にも要請している。市独自の施策はできないにしても、PCR検査を2か所で迅速にできる体制をとり、必要な方への対応をとっている」と回答しました。

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