ムーヴメント

丁寧な観察と情報共有を

2020年11月13日

老健柏ヶ丘 コロナ感染対策の学習会ひらく

老健柏ヶ丘 コロナ感染対策の学習会ひらく

 老健柏ヶ丘で10月30日、新型コロナウイルス感染対策の学習会が開催され、老人保健施設や特別養護老人ホームなど5法人5施設から17人がウェブで参加。「老人保健施設における感染対策の心得」と題して講演した勤医協札幌病院の尾形和泰院長は、今年4月に新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した介護老人保健施設茨戸アカシヤハイツに在宅医療協議会の医師として支援に入った経験を交えて話しました。


集団感染を教訓に


 施設に最初の感染者が出た当時、PCR検査の要件が「4日以上続く発熱」だったことや、感染から発症まで時間があること、複数の事業所が廊下でつながっていることなどが重なり、感染が広がった可能性があると指摘。こうした教訓から、発熱や体調の変化を丁寧に観察・記録・共有することや、現地対策本部の設置、外からの応援体制、情報収集、施設の自主点検などの重要性を強調しました。
 講演後の質疑でも、「ウイルスは目に見えないが、見えているように想像すると、どのように行動すべきかわかってくる」「それぞれの現場にあてはめたストーリーを作って、シミュレーションすると良い」

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